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10月31日(日)公開録音ショー開催!

さて、いよいよ今週末の日曜日に迫ってきました、
アナログレコーディング全部見せる公開録音
Volta Studio(東京都中野区)

 

あと若干、スタジオ観覧のお席がございます。

 オンライン配信は11月16日 (火) 23:55までご覧いただけます。
チケットご購入


今日は、この企画に至った経緯や、イベントの見所をご紹介いたします。


そもそものきっかけは、2021年2月に行ったイベント
遊べば楽し、音で超えてくディスタンス − スタジオレコーディング全部見せる公開収録 −(Have fun! Music can fly over the distance.)」に遡ります。

コロナ禍でライブもできず、エンタメ系イベントはこぞって中止となる中、とにかく新しい道を・・・と手探りで挑戦したイベント制作。

何だか良くわからず、ばたばたと手足を動かしている私を、広い懐と、慈愛と、そして好奇心を持って(詳しくはご本人たちに聞いてないからわからないけど、笑)、よっしゃ!!とどこへ向かうかわからない船(笑)にともに乗ってくださったのが、大先輩ミュージシャンのベーシスト紺野光広さん、パーカッショ二ストnotchさん(年下だけどプレイヤーとして大先輩や!)、京都のMothership Studioさん、そして映像ディレクター川上崇文さんでした。

謎のピアニストの未知なる企画。

通常、レコーディングって公開するものではないし、芸術の制作過程を見せるなんて美しくない、という見解もあるでしょう。

(海外ではショーとして確立されたレコーディングスタジオでの生ライブ&収録もたくさんあるようですが)

そして、プロミュージシャンの中でも、レコーディング見せたくない人もいる。ライブとは全く別物だし、洗いざらい垂れ流し配信されるなんて、何があるかわからないし恐いぞ、笑
オープンキッチン状態で全部見えちゃうから、ごまかし・まやかしなしの、実力まるまるが見えちゃうし。


しかし、それらも、これらも、、すべて「良し」って言ってくれて、「やってみよう」と賛同してくれた共演の二人に、心から感謝しています。

 
あ。。。。。なんかもう湿っぽくなってきたので、本題に戻ります。

今回は、前回行った垂れ流しのレコーディング(1時間41分もある!実際はもっとやってた)で、やってみて得た、
「さらにお客さんに楽しんでもらえるようにしたい!」
という想いを胸に、エンタテインメントショーとしての要素を盛り込んでアップグレードを試みました。

さらに。。。。「アナログでレコーディングしてみたいんよな・・・」
という紺野さんの一言から、強力なメンバーが加わり!
今回は、このような出演者でお送りします。

ベース:紺野光広

パーカッション:notch

編曲・キーボード:縄田寿志

ピアノ:土井あかね


このような様子です、リハーサル風景。


そして、レコーディングを豊富な経験と技術で支えてくださる方々はこちら♪
アナログレコーディング全盛時代から、長らくレコーディングエンジニアとして活躍してこられた水谷さん。
久しぶり(30年ぶりとおっしゃってた!)のテープレコーダーメンテナンスも体が自然と覚えてるそうで、するすると進められてました。すごい。

レコーディングエンジニア:水谷勇紀(クラッキスイレブン )

配信エンジニア:鈴木多加志(クラッキスイレブン )


スタジオに引きこもって黙々とやるレコーディングも集中できて楽しいのですが、今回、お客様と心はひとつ!!
一緒に楽しんでもらえることを目指して!

ライブと同じく、そこにいる全てから音は出来上がるのである。
お客さんの発する空気も混ざって収録されるはず。

そしてご覧ください、レコーディングエンジニア水谷さんの気合い&お客様目線、笑→

選曲や、楽器を収録する順番にも工夫をしてみました。
そして水谷さんの随時解説もあります。
出演者は全員、随所でMCを担当します。(全員、しゃべります。)

スタジオ内では、演者やエンジニアが聞いているのと同じ音声を聞いてもらえるよう、それぞれのヘッドフォンによる視聴設備を準備しております。


ただ、、、、、ちょっと、楽しんでもらいたいあまり、張り切り過ぎた可能性もあります。(爆)

一部・二部入替制なのですが、一部では、お客様からいただいたお題をもとに、その場で!1時間で!作曲&編曲、そしてさらに1時間で録音にチャレンジ。(できるのか!?頑張る!)

テープ録音なので、テープの長さが収録時間の限界。最長15分しか録れないの。
なので、5分の曲だとしたら、例えば通し演奏を録音できるのはせいぜい2回まで。
有限かつ不可逆なのです。

通し録音したものの上に、パーカッションやキーボードを重ねて行きます。
(最初の通し録音と合わせて、24種類まで楽器を重ねられる)

基本、デジタルと違って戻れず、上書きしかできないので
「今のテイク置いといて、もう一回お願いしまーーーす」 とかがないんです。笑

パンチイン(曲の途中の部分から始めて、箇所だけ録音する)は、エンジニアさんの職人技が光るポイントです。
ボタン操作のタイミングの上手、下手とかで、音のつなぎ方の美しさに差が出るそうな。
(ちなみに、ピアノの音なんかで残響が多い箇所は、パンチインすらできません。)

何が起こるかわからないけれど、、、
とにかく発見と刺激が多いことは請け合いです。

私にとっては、初のアナログレコーディング。
たぶん、、、まだ、状況がよく飲み込めていないので、現場に入ってきっと目を白黒させることでしょう。

二部では、「Video killed the radio star」という曲をカバーします。

 

アレンジャーの縄田寿志さんによる編曲を、3人で演奏します。

 

(こちらの工程は、比較的、現在の一般的レコーディング工程と同じ。)

↓アレンジ会議の様子


アレンジ自体はすでに完成したのですが、これがまた、素敵なアレンジなんや・・・♪
アナログRECなので録れる回数に制限がある、録った音質がデジタルとは違う、それぞれの演奏者のプレイスタイル、お客様から見て、、、、などなど・・・。

素晴らしいアレンジャーさんて、いろーーーーーーーんなことを考え、イメージして、音という形にして行くんだなぁ・・・
と思います。そしていつも俯瞰で全体を見て、交通整備してくれている。
リハーサルでも、写真撮影でも、ミーティングしてても。
頼れる存在なのだ。

そして、レコーディングエンジニアやアレンジャーの方々の働く姿ってのも、これまたかっこいいんだ。
制作現場にある、なかなか普段見えない部分の輝きも、皆さんに味わってもらいたい。
そんな風に思っています。

私ごとではありますが、自身の音楽制作会社を立ち上げました。
その「doin' art」という会社で主催いたします。
吾輩はdoin' art を立ち上げた。
まだウェブサイトはない。

・・・という感じで。

実は、今回のイベントにご協力をいただいている、録音・配信協力のクラッキスイレブンさん、映像関係のカキコさん、も生まれたて。大きな時代の変化の中でも、負けじと新しい芽を出す勢いのど根性会社さんたちと一緒に、新しい何かを一緒に作って行けること。こんなに嬉しくて、価値あることはありません。

お客様に案内できる材料がないことが申し訳ないけど、どうぞ、やる気と好奇心に満ち溢れた一年生の私たちを応援よろしくお願いいたします。


さて、長くなりましたが、年内にdoin' artでは、4つのイベントを企画しております。

2021年 doin' art イベント一覧

京都でお世話になったMothership Studioさんでの公録ショーも予定しております。
関西の皆さん、久しぶりだーー!!
ぜひぜひ会いにいらしてください!(スタジオ内、ソーシャルディスタンス、換気、マスク、検温実施でお迎えいたします)
ご都合あわない方は、オンラインでも配信させていただきますので、ぜひコメントで生存確認をお願いします!笑

まだまだ続くよ音楽人生は。
楽しいこと、まだ見ぬことを、たくさん探して、
価値あるものを価値ある姿に。
たくさんの人と手を携えて、作っていきたいです。